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Last updated: Dec. 22, 2017

榊原研究室では、重い電子系の磁性や超伝導、四重極転移など、低い特性温度を有する物質系の磁気物性について研究しています。 実験環境として低温は0.02 Kまで、磁場は最高17テスラという極限環境の下で 磁化や比熱、熱膨張などの物性を測定しています。 また、装置の開発などにも積極的に取り組んでいます。

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榊原研究室

◆◆ News ◆◆

Sunさん(PD)が中心となって行ったFeSeの磁場角度分解比熱測定に関する論文がPhys. Rev. B 96, 220505(R) (2017)に掲載されました。(2017.12.19)

河野君(PD)が中心となって行ったフェロレッグラダーに関する論文がPhys. Rev. B 96, 104439 (2017)に掲載されました。(2017.9.28)

2016年9月21日(木)-24日(日)に岩手大学で開催される日本物理学会2017年秋季大会に当研究室のメンバーが参加します。

清水さん(元PD、現東北大助教)が中心となって行ったU0.97Th0.03Be13の磁場角度分解比熱測定に関する論文がPhys. Rev. B 96, 100505(R) (2017)に掲載され、Editors' Suggestionに選ばれました。(2017.9.19)

中村君(D3)が中心となって行ったURhGeの磁場角度分解の磁化・トルク測定に関する論文がPhys. Rev. B 96, 094411 (2017)に掲載され、Editors' Suggestionに選ばれました。(2017.9.11)

2017年7月9日(月)-14日(金)に仙台で開催された国際会議Actinides2017で中村君(D3)がStudent poster awardを受賞しました。おめでとうございます。

河野くんが博士号を取得し、4月より学振PDになりました。おめでとうございます。(2017.4.1)

橘高助教が第11回日本物理学会若手奨励賞を受賞しました。(2017.3.18)

2017年3月17日(金)-20日(月)に大阪大学で開催される日本物理学会第72回年次大会に当研究室のメンバーが参加します。




◆◆ Recent topics ◆◆

【 2017年9月 】 URhGeの磁場角度分解磁化
URhGeは、強磁性と超伝導の二つの状態が一つの物質内で発現する物質です。この物質にb軸方向から5度以内の狭い角度範囲に磁場をかけると、超伝導が一度壊れてしまいますが、さらに強い磁場かけると再び出現するという、磁場による特異な超伝導増強現象(リエントラント超伝導)が見つかっています。一方、同様の狭い磁場角度範囲で、磁気スピンの一次相転移が起こることが予言されており、この相転移の起点である三重臨界点の揺らぎがこの現象のカギを握っていると言われていました。これまで盛んに三重臨界点の研究が試みられてきましたが、磁場角度を高精度(0.1度)に調整しなければ正確に観測できないため、測定は困難でした。今回、我々は極低温・高磁場下で試料の角度を0.01度の精度で制御できる2軸回転機構を備えた磁化測定装置を開発し、磁化からURhGeの三重臨界点を捉え、三次元相図の作成に成功しました。この相図から三重臨界点はこれまで予想されたよりも超伝導状態から離れた高温にあり、三重臨界点の揺らぎは超伝導に直接影響しない可能性を示しました。本研究成果をまとめた論文はPhysical Review B誌に掲載されEditors' Suggestionに選ばれました。 ⇒ 詳細はこちら
2017年9月のTopicsの図1
【 2016年8月 】 CeCu2Si2の超伝導ギャップ構造と磁場中対破壊効果
2014年にPhys. Rev. Lett.誌に掲載された論文d波超伝導体の有力候補CeCu2Si2が予想に反してフルギャップ伝導体であること、および磁場中で比熱と磁化に異常を伴う対破壊効果が起きていることを報告しました。こうしたCeCu2Si2の超伝導をより深く理解するために極低温比熱・磁化の温度・磁場・磁場方位依存性を詳しく調べた結果、比熱と磁化の磁場中異常はいずれの磁場方位でも熱力学的関係式を満たしながら低温高磁場領域で発現していることを確認し、超伝導状態の異常であることを明確にしました。また超伝導ギャップ構造に関して、ab面とac面のいずれの回転磁場中でもギャップ異方性を示唆する比熱異常は観測されず、超伝導ギャップにノードがないことを支持する結果を新たに報告しました。これまでCeCu2Si2ではゼロ磁場における比熱と核磁気緩和率1/T1が温度のべき乗に比例してみえることからギャップにラインノードを持つ超伝導が有力視されてきましたが、多バンド模型を用いればフルギャップでも実験結果を比較的良く再現できることを示しました。 本論文はPhysical Review B誌に掲載されました。 ⇒ 詳細はこちら
2016年8月のTopicsの図1
【 2016年8月 】 重い電子系超伝導体の磁場角度分解比熱
"Angle-resolved heat capacity of heavy fermion superconductors"というタイトルで、磁場角度分解比熱測定から重い電子系超伝導体の主にギャップ対称性を研究した成果をreview論文にまとめました。本論文にはT. Sakakibara et al., J. Phys. Soc. Jpn. 76, 051004 (2007)の出版後から2015年までに得られた成果がまとめられています。本論文はReports on Progress in Physics誌のReport on Progressとして掲載されました。 ⇒ 詳細はこちら
2016年8月のTopicsの図1



◆◆ What's New ◆◆

2017.12.22
論文リストRecent topicsのページを更新しました。
2017.11.24
論文リストのページを更新しました。
2017.11.08
メンバーのページを更新しました。
2017.11.07
論文リストのページを更新しました。



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