ようこそ、橘高 俊一郎(KITTAKA Shunichiro)のページへ。このページでは、私の研究内容や研究成果について紹介しています。

News

河野君(元PD、現大阪府立大学学振PD)が中心となって行った強磁性梯子鎖3-Cl-4-F-Vに関する論文がPhys. Rev. B 100, 054442 (2019)に掲載されました。(2019年8月28日)

2019年8月26日の朝日新聞の記事『(科学の扉)「室温で超伝導」目前 理論が示す結晶、世界がレシピ競う』(電子版はこちら)にて超伝導転移温度の推移の図が引用されました。

2019年9月23日(月)-28日(土)に岡山コンベンションセンターで開催される強相関電子系国際会議SCES2019でポスター発表を行います。

2019年9月18日(水)-21日(土)に神戸大学で開催されるJ-Physics 2019 International Conferenceで口頭発表(招待講演)を行います。

2019年9月10日(火)-13日(金)に岐阜大学で開催される日本物理学会2019年秋季大会で発表を行います。(13aB14-2; 口頭発表 )

2019年7月14日の日本経済新聞(サイエンス面)に『夢の「室温超電導」へ前進』の記事が掲載されました。最近の超伝導研究について特集されており、私も取材に協力しました。

日本経済新聞・電子版の記事「夢の超電導、超高圧実験で再燃 冷却不要に迫る」にて超伝導転移温度の推移の図が引用されました。(2019年7月13日)

Sunさん(元PD、現青山学院大学助教)が中心となって行ったSrxBi2Se3のネマティック状態に関する論文がPhys. Rev. Lett. 123, 027002 (2019)に掲載されました。(2019年7月10日)

2019年6月28日(金)-29日(土)に東京大学で開催されたJ-Physics地域研究会・本郷で口頭発表を行いました。

Sunさん(元PD、現青山学院大学助教)が中心となって行ったSrxBi2Se3のネマティック状態に関する論文がPhys. Rev. Lett.誌に掲載許可されました。(2019年6月8日)

2019年5月9日(木)-11日(土)にスイス・チューリッヒで開催されたStrontium Ruthenate - 25 years of a puzzling superconductorで口頭発表(招待講演)を行いました。

CeRhSnの量子臨界性に関するプレプリントがUnder considerationのページ紹介されました(2019年4月23日)



Gallery

超伝導転移温度の推移

研究会用タイマー【TimerKIT】

市販の厚膜チップ抵抗器の温度依存性


Recent topics

【 2019年7月 】 SrxBi2Se3におけるネマティック常伝導状態の証拠
近年、銅酸化物や鉄系化合物、重い電子系物質などにおいて、結晶の回転対称性を破る新奇な電子状態(いわゆるネマティック電子状態)の研究が盛んに行われています。中でも、母物質がトポロジカル絶縁体であるビスマス・セレン化合物CuxBi2Se3においては、結晶の回転対称性を破る「ネマティック超伝導」が見出され、新しい種類の対称性の破れを伴う超伝導として注目を集めています。我々は、CuサイトをSrに置き換えたビスマス・セレン化合物SrxBi2Se3に着目し、その電子状態の異方性を磁場角度分解比熱測定から詳細に調べました。その結果、本物質では超伝導転移温度より高い温度からネマティック電子状態が実現していることを突き止めました。常伝導状態にもかかわらずSrxBi2Se3において比熱の2回対称の磁場角度振動が観測された理由として、スピン軌道相互作用が強く働くネマティック相で準粒子状態密度の異方性が大きくなったためにゼーマン効果が顕著に磁場角度に依存した可能性を提案しました。本研究成果はビスマス・セレン化合物におけるネマティック超伝導とその電子状態の関係に迫る上で重要な実験事実であり、結果をまとめた論文はPhysical Review Letters誌に掲載されました⇒もっと読む
【 2018年8月 】 Sr2RuO4の超伝導秩序変数の再検証:超伝導ギャップに水平ラインノードが存在
Sr2RuO4は大変珍しいカイラルp波超伝導体の有力候補として長年注目されてきましたが、近年それに反する実験事実も複数報告されています。その最たる例が面内磁場下で生じる超伝導1次転移です。低温でHc2の抑制を伴うことから「パウリ常磁性効果」が連想されますが、現状のスピン三重項超伝導シナリオとは相容れません。また、擬2次元フェルミ面でカイラルp波超伝導が起きた場合、超伝導ギャップは対称性に守られたノードを持ちませんが、ラインノードの存在を示唆する実験結果も数多く報告されています。そこで我々は、Sr2RuO4の超伝導ギャップ構造の解明を目指して磁場角度分解比熱測定を行いました。ab面内回転磁場中では4回対称の比熱振動が低温で観測されますが、60 mKの極低温まで測定を行った結果、低磁場の比熱振動は符号反転することなく観測され続けることを新たに見出しました。本結果は、有力視されてきた縦ライン状のギャップ極小を持つ超伝導体に期待される振る舞いとは定性的に異なります。そこで、水平ラインノードギャップを仮定して微視的理論に基づく数値計算を行ったところ、フェルミ速度に異方性があれば比熱測定結果を定性的に再現できることを見出しました。さらに、パウリ常磁性効果を仮定すれば、より良い一致が得られることも明らかにしました。本研究成果はSr2RuO4の超伝導秩序変数に再考を促すものであり、結果をまとめた論文はJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました⇒もっと読む
2018年8月のTopicsの図1
【 2018年6月 】 磁場回転に伴う磁気熱量効果を利用した磁場角度分解エントロピー測定法
エントロピーは基礎的な熱力学量であり、系の縮重度を反映する重要な物理量です。一般に、エントロピーは比熱の温度変化から見積もることができますが、磁場角度変化まで高分解能に調べるためには複数の磁場方位で比熱の温度依存性を測定する必要があり、測定に膨大な時間を要する点が問題でした。我々は磁場回転に伴う磁気熱量効果を精密に測定することでエントロピーの磁場角度依存性を比較的短い時間で高分解能に測定できる新たな手法を開発しました。ベンチマークとしてスピンアイス物質Dy2Ti2O7の磁場角度分解エントロピー測定を行った結果、スピンフリップ転移の角度依存性を高精度に検出し、モンテカルロ数値計算結果とも良く一致することを示しました。磁場回転測定に加え、従来の磁場掃引に伴う磁気熱量効果も測定すれば、エントロピーの磁場・磁場角度マップを作成することも可能です。今回開発した実験手法は、巨視的な縮退度を有するフラストレート磁性体や多自由度を有する固体凝縮相など様々なエキゾチック現象の研究に有用であり、幅広い分野の研究に新たなアプローチを提供するものとして期待されます。本研究成果をまとめた論文はJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました⇒もっと読む
2018年6月のTopicsの図1

更新履歴

2019.08.30
論文リストを更新しました。
2019.08.28
論文リストを更新しました。
2019.08.26
超伝導転移温度の推移のNewsを更新しました。
2019.08.10
論文リストを更新しました。
2019.07.31
論文リストを更新しました。
2019.07.21
Recent topics研究内容を更新しました。
2019.07.18
発表リストを更新しました。
2019.07.15
超伝導転移温度の推移のNewsを更新しました。
2019.07.11
論文リストを更新しました。